風水と庭
昨今の占いブーム
最近テレビを賑わせているおばさんの影響で、また占いがブームになっております。
素人覚えながら、自分の見る手相も良く当たると言われます。
ただし、自分が見てあげる方には必ず、これで人生は決まらないこと、全てを信じ込まないこと、どんな言われ方だったとしても、知ったからこそ努力でき、その逆境は跳ね返せること。
最終的に人生を決めるのは自分の判断である。
ことを話します。
古来、朝廷にて帝の決定に影響を与えていた陰陽師は、占いが専門のように思われがちです。しかし、サイコロを振って決めていたわけではありません。本当は気象や、天文の状態、世の中の情勢を客観的立場から、自分をニュートラルにして判断していたそうです。
それをそのまま説明してもわかるものではありません。
だから、占いで決めたように見せて、相手に信じさせるのです。
言葉は、発する瞬間呪(しゅ)に変わり、相手に影響を与えます。
悪ければ人を洗脳し、さらには呪い殺せるのです。
これは、何も庭についてわからない方が、我々の説明に丸め込まれ、不当に請求されたり、手抜きされてもわからないことと同じです。
相手が一流の人であれ、客観的に話を聞く耳を持ちたいものです。
最後の判断は、焦らず自分で決めるのです。
もちろん、占いが人を騙しているわけではありませんから。
風水と庭
部屋の東側に何を置くとよいとか、今年はこの色に運気がある。
どうしても、風水というとそういうイメージですね。
風水は方位や地形を読み取り、よければさらに、悪ければその障害を克服しることで運気の流れをよくし、人を幸福にするものです。
ただし、理屈がわからないで使っているのでもよいのでしょうか?
財布は黄色がいい。
といわれて、なぜ黄色がいいのかちゃんと説明してくれる人、わかる人は何人いるでしょう?
もちろん、庭を作るとき、自分も方位を見たり、風水に頼ることをします。
少しでもいいものを作るなら、そういう要素も抜きにはできません。
しかも、占いは生活の知恵からも出ています。
難しい事柄を、理屈ぬきで伝える手段としても用いられています。
とするならば、やはり取り入れて損はありません。
自分も、何人かの方の敷地図面を見て、アドバイス差し上げたこともありますし。
ただ、覚えておいて欲しいことがあります。
風水というのは、ランドスケープです。
大きな目で見れば見るほどよいのです。
つまり、自分の部屋、自分の家がいい運気になったからといって、団地全体と見たら悪い相が出ていた、とするならば、家はその運気に影響されるのです。
そうやって広げていけば、自ずと国家規模、地球規模での住まい作りがベストなんだと考えてしまいます。しかし、簡単にそこまでできるはずもありません。
ならば、どうせなら自分の家を考えるとき、周りの家もよくなるようなアドバイスも聞いてください。そうやって輪を広げていきましょう。
自分が幸せになるには、みんなも幸せになること。
実はそれが一番手っ取り早く幸せをつかむ手段ではないでしょうか?
ま、奥様一人幸せにできない人間のいうセリフではありませんけど。
コーナーばかり増えてしまいますが、余裕があれば、手相や風水についてもっと細かく話してみたいと思います。