My Wedding Flowers!
結婚式を彩ってくれた花々

色々な方々のお力添えにより、2007年6月に二人、結婚式を行うことができました。
世の中では、六月の結婚式をジューンブライドと称し、六月の花嫁は幸せになるなんて言います。
さらに雨の日の花嫁は幸せになると言われます。
と、言い訳がましいことを書きましたが、何せ我々の式ですから、朝方雨があがって明るくなってきたと思っていたのに、式が始まる頃には怪しい雲行き。
風雲急を告げるというのはまさにこのこと。
天井がガラス張りになっている待合所からは、稲光がよく見え、全てを押し流し清められるような雨。
天の祝福か、試練の幕開けか。
普通ではない天候に、自分達らしい記念日になりました。

我々が特に幸せだと思ったのは、花に囲まれた結婚式ができたこと。
式場も含め、色々な方が協力を申し出てくださいました。
そのおかげで、他にはない贅沢な装花が実現しました。
その方々にお礼を兼ねて、ここに結婚式を彩った花々を掲載させていただきます。

式場;フラールガーデン春日部 ゲストハウス
     式場の名前が、日本語で’花園’と言うだけあって、花に力を入れた式場です。
    その中でも、教会に併設されている平屋一戸建ての、人気のゲストハウスを一日貸切で使用させて
    いただきました。
     こちらのスタッフの方々には大変お世話になりました。

 開放感あふれる待合所パティオ。降り注ぐ光と、植物と鉢植えの花々がおしゃれなカフェのようです。二次会の会場にもなりました。
 残念ながら、当日は変化の激しい天気で、ここから雷の輝きも見ることができました。
それはそれで忘れられない光景になりましたが。

 カロライナジャスミンのアーチをくぐり、赤葉のトキワマンサクの列植をたどるように歩くと、会場であるゲストハウスの正面に出ます。
シャラの株立ちも花が咲く寸前。閉め切った室内の会場にはない安らぎがあります。

 ゲストハウス会場にあるガーデンスペース。
小さいながらも、パーティーもできます。
ここでケーキ入刀や、フリータイムの写真撮影を計画していました。
 時間の都合と、天気の具合で使うまでできませんでしたが、庭があるだけで、会場からの眺めがまったく違うものになっています。

 外の道路から見たゲストハウス。
エメラルドグリーンや、ヨーロッパゴールドなどのコニファーが目隠しとなって、中の様子はかすかに見える程度。
お色直しの後、庭からのサプライズ登場なんて考えもありました。

 披露宴1時間前の風景。
お忙しい中撮影させてもらったので、よくは撮れませんでしたが、カーテンを開け放ったままの大きい窓から贅沢に見えこむ緑がこれ以上ない自然の演出です。
 テーブルも丸ではなく、皆がずらっと見える長テーブル。
テーブルクロスも、模様の入ったアジアンチックなブルーを選びました。テーブル装花もそれにあった涼やかな色にコーディネイト。しかも、クラフトバック入りにしてもらい、そのままお持ち帰りできる仕組みになっています。

 今回のフラワーコーディネーターは、フラールガーデンの杉田さまです。
二代目の無茶な注文のせいで、イラストを描かされ、加えてそれに当日の花の名前も書かされました。無理言って申し訳なかったです。大変ありがたく思っております。花の色合いも、使う花も打ち合わせどおりです。
ただただ、すばらしかった!の言に尽きます。

 メインテーブルの装花です。
上記イラストと同じですね。もちろん本物の出来はそれ以上!ですが。
自分の好きなヒマワリをメインに使っていただいております。で少し黄色が抑えられたヒマワリで、杉田さんの感性を感じました。

 メインテーブル両側の花かご型の装花は、両親への花束贈呈の際に渡しました。
別に花束を使うより、ここに装花と花束、両方分の予算をかければ、より立派な花束になると。それで無駄も減りますし、ボリュームも満点!
実は別の式場のプランナーさんに教えていただいたのですが、これはよかったです。

杉田さまの直筆サイン入り(花の名入り)イラスト

ブーケ&ブートニア;ナナ生花店様
   いつも公私共にお世話になっておりますナナさんが、猫姉へのウェディングプレゼントで、ブーケを作っ
  てくださいました。
   ただし、今回は衣装を叔母の務めていた県民共済にした関係で、選んだ三着全て着ても73,000円!
  もちろんティアラやネックレス、ヒールなど小物全てセットです!
  式場も、県民共済に提携していて、県民共済からの持込の場合、持ち込み&保管料、着付け、ヘア&メ
  イク料全て無料!すごーくおいしい話です。
   なので無理に二着に絞って着るなら、いっそのこと三着着ちゃいましょうと。
  ただし、自然とブーケも3つに…。さすがにただではお願いできません。でもとっても格安にて作っていた
  だきました。本当にありがとうございました。
   ちなみに、二次会に着た訪問着の髪飾りも生花で作っていただきました。
  まったくとんでもなく手間のかかるカップルです!…申し訳ないです。

  お詫び:当方、花は門外漢でして、詳しい説明はナナさんのページにお譲りいたします。

白ドレス用

白で統一されたキャスケード型ブーケ
バラ、カラー、キキョウ、スイートピーなどを使用しています。

 白いドレスを引き立てる、豪華さと流れのあるブーケです。挙式に一番なじむデザインでした。

ピンクドレス用

ファーバック型ブーケ
数種のバラ、デルフィニウム、キキョウなど
同色系でまとめながら、めりはりの付いたデザインに。
ファーを使ったバックが可愛いらしさをアピールです。

ブルードレス用ブーケ

クラッチ型ブーケ(髪飾りつき)
デルフィニウム、ユリ、バラ、アンスリュウムなど

 ケールや、ための効かないアジサイを使うなどナナさんの意欲作。
和風のような淡い色合いで、水色のドレスをすばらしく引き立てております。

 実は、結婚式前日に前撮りを行っており、その際使用したブーケをわざわざナナさんが、一時保管&当日のためにグレードアップさせてくれております。
 自分のデジカメにあるデータだけでまとめているので、どちらかと区別できず混ぜて掲載してしまっていたり、区別できない写真しかなかったりしております。
ナナさんには、非常に申し訳ない話なのですが、ナナさんのページにて、ナナさんのデータにより花の名前入りの分類写真を掲載しております。そちらをご参考いただければと思います。
 この3つのブーケを改めて観察すると、3つ(または2つ)に共通する花、バラ、キキョウ、デルフィニウムなどがあることに気づきます。まったく違う色、デザインにしながら、同じ花の種類を使うなんてすごいセンスと、憎い演出だ、と感心するばかり。
 また、最近はブーケを押し花にしてとっておく方がいらっしゃいます。しかし、ナナさんは、「自分の花をとっていてもらう気はない」そうです。
それは、花が生き物だと分かっているからです。数日しかない輝きだからこそ、作り手も気持ちを込めることが出来るのだろうと感じます。
 自分も庭を作ったとき、それが永遠に同じ形のままではないことをわかっていて作ります。生き物は絶えず変化するのです。それを感じるからこそ、一つの仕事にそのときのベストを尽くす気持ちが生まれるのです。
似た思い(というと迷惑がられますが)を持つナナさんなので、その作品には深く共感するところがあるのかもしれません。今回は本当にお世話になりました。

二次会訪問着用髪飾り

ミニコチョウラン
ダリア
サククラコマチ
アスター
キキョウ
        など

 和装に合う花を、多数ご用意いただきました。
式場の方も感激し、使えるだけで、というナナさんの説明にも関わらず、「全ての花を使わねばもったいない」と、セットした髪の周りを囲むように全ての花を飾ってくださいました。
写真がなく、全体が見えないのが残念です。
 訪問着のすばらしさ、お持ちくださった生花と、セットのよさで、猫姉自体もいつも以上に輝いていました!
(すいません、のろけです。)

式場の方が、テーブル装花を持ち帰り用にアレンジにしてくださいました

ヒマワリ’サンリッチパイン’

白バラ’ビアンカ’

カーネーション’プラドミント’

デルフィニウム’プラージュブルー’

ブバルディア

サマースイートピー

トルコキキョウ’ボレロホワイト’

さくぞうさまより、アレンジのプレゼントをいただきました

新婦の友人から届いた花束

かすみ園芸様にお願いした見送り品のミニバラ

 赤、ピンク、白の三色、計72鉢をご用意。
入れる袋や、シールも準備いただけました。

翌日、我が家は花で埋もれておりました

相嶋造園

スペシャルコメンテーター登場!
  リンク先でおなじみ、1級フラワー装飾の国家資格を持つ、サイト’カーシェンストラッシェ’の
 代表さまより、専門家の見地からブーケの補足説明をいただきました。

役立ち情報満載!

KS代表; キャスケードとは’小さな滝’の意味。ウエディングではもっとも正統派で伝統的な 形
     で 教会の挙式ではこのタイプを持つのが正統とされています。
     今回の使用の花はひとつひとつに存在感があるので豪華さも増したように感じま す。
KS代表; ピンクのドレスに合わせてピンク系のお花とヒヨコのような柔らかい羽毛。 少女の心を
     あらわしているようなブーケです。
     バックの中身は二代目様との甘い夢が詰まっているのでしょうか?
      濃いピンクとグリーンがアクセントとなり淡さを引き立たせます。
KS代表; 自然に束ねた感じに見えるように作られた、ナチュラルなブーケ 。
     ブルーのドレスにブルー系の花は初夏にぴったりな涼やかな色合い 紫のバラとグリーンで
     ブルーを引き立てています。
     アジサイはこの時期をよく表していますが水落ちしやすい難しい花。花言葉は耐 える愛。
       ブルーはサムシングブルーというおまじないの一つで結婚式当日に何か青いものを身につ
     けると 花嫁は幸せになれるといわれています。
     
     ブートニアについて
      花婿が胸元につけるコサージは、花嫁のブーケの中のお花と同じものを使用しているの
     が見てわかりますが 、本来ブーケは花婿がプロポーズのときに花嫁に送ったものです。
     そして、そのOKのしるしとして、花嫁がブーケの中の花を1本抜き取り花婿の襟元につけ
     たのが始まりとされています。

 きっとオレンジが似合う新婦なんだろうと、いっぱいのバラをハート型にさしてアレンジくださいました。
ちょっと新婦には可愛すぎなデザインですが、二人ともお気に入りです。

番外編!ウェディングケーキ;フラールガーデン・落合シェフ

 松竹梅、鶴亀、錦鯉、御めでたいものを乗せた庭をマジパンで作っていただきました。

 「ボクはお客さんに頼まれれば、ケーキの飾りも作ってあげてるよ。」料理の打ち合わせの最中、フランス料理担当のメインシェフ落合さんが、二代目を前に不用意発言!その言葉を見過ごすわたくしめではございません!
早速、イラストを描いてシェフの下へ。
出来ないとは言わないシェフも頭をかかえ、仕上げるのに一週間かかったそうです。
無理なさらないでも良かったのにと思いながらも、大変評判のよいケーキでした。
 2ヶ月くらいなら保存できるそうで、今我が家に来ております。
見るほどに、微笑みたくなる出来です。

 ちなみにケーキの中身は暑い日でも食べやすいババロアです。
装花をよくしていただいたので、ケーキの飾りのフルーツは、皿にデザートを盛り付ける際に使用することにして、ケーキには使いませんでした。