相嶋造園　凸凹珍道記　花植木センター

成田空港のすぐ真横、という立地で園内には飛行機音が随時こだましています。
この施設は、県民に植木を知ってもらうため、生産者への指導助言、作品の展示などの目的で、
昭和55年に開園しています。
総面積9.7ヘクタール。鉢物、植木の販売所もあります。

今回初めて来訪しました。
公園に近いつくりで、もちろん入場無料です。
この施設が他と違うのは、三角形の敷地の中を、テーマごとに区切って展示してあること。
石の庭、造形の庭、常緑樹見本園、椿の仲間、生垣見本園、垣根見本園、温室、グランドカバー見本園‥‥
という具合に、数十のテーマが設けられ、それぞれに植栽されています。
植えたい木を迷っている方、植えた感じを知りたい方、ここは植木好きのどんな方でも一度見てみると参考になります。

大変見ずらい写真ですいません。
茶色の下地に、白い四角い紙が張ってある部分が公園の形だと思ってください。
そして、その白い紙の各々がテーマを現しています。

これまた見ずらい写真ですが、左側のピンク部分が空港です。
その横にある青丸が現在地。
園内に張られている鉄条フェンスの強固さが空港脇であることを強く感じさせます。

この道路のまっすぐ先より飛行機が離発着しています。
実際には、音ばかりで飛行が見えることは少なかったです。

＊お詫び　今回はその半分以上の写真を二人の携帯で撮っております。
　　　　　　　いつも以上に見ずらい写真が続きます。
　　　　　　　いつか、パーフェクトに仕上げます！

公園前、駐車場からの写真です。
園内の正面から入ると、下記のようなつつじやさつきでできた、巨大ピラミッド２基がお出迎えです。
すごくはないですが、面白です。

上記のように、それこそまじめに見たらきりのない分類で、多種多様の植物が植えてあります。行くなら花時を選ぶことも大切です。
残念なのは、県の施設ということで予算の問題なのでしょうか？
手入れが行き届いていないことと、弱っている木が少なくないことです。
どうせなら有料施設にして、管理をしっかりしたほうがよいと思います。

これほど竹垣や生垣の見本を展示してあるところは少ないと思います。
商売人が見ても参考になります。

温室も数が違います！（猫姉を探せ）
中では目もくらむ数の鉢物が生産されています。
こちらでは一部販売もしていますので、購入することも可能です。

こちらは果樹園。面白い形のりんごのような実も成っていました。植物は奥深いです。

個人宅でも参考になる、植え合わせ例がいくつか紹介されています。
ここも、もう少し手入れされていると、たいへん見易かったと残念に思います。
この展示場の奥で、植木センターと同じような、植木の販売所があります。

花植木センターから、東に走ったところに、成田ゆめ牧場はあります。
今回は特別に、こちらでの動物とのふれあいも少しだけ紹介します。

もともと酪農を営んでいた秋葉さんが、本物の乳製品の味を伝えたい、動物たちと触れ合ってもらいたいという願いから、観光牧場として、１９８７年に生まれ変わりました。
今では各種イベントにも利用され、キャンプ場もあります。

エントランス前。
ここのすごいところは、ペット同伴で入れること。
ただしペット料金も人並みにかかることをお忘れなく。
我々のように、単発で訪れると高く感じるかもしれません。

テーマパークのような、おしゃれなつくりのショップが並んでいます。
下の白塗りの家は、犬専用’ドッグカフェ’他にも、ペットのお風呂などもあります。

このジェラートは、確かにうまい！です。真ん中の写真の実はどでかいサイロに集められたもののようです。
もちろん、牛舎内も自由に見て回れます。
あまり自由すぎ、牛にストレスにならないか、こちらのほうが気を使います。

ここの乳製品はたしかによかったのですが、売店で食べたホットドッグや、ハヤシライス（全て温めるだけの品物）には、そのこだわりを感じることができなかったのが、非常に残念。
売店以外にも、バーベキューコーナーもあります。結構高いですけど。

今回こちらを付録につけたのは、単に推薦の意味からではありません。
こちらの、牧場の創設者のように、お客様と顔が見合えることで、良い製品を作っていることを理解してもらうことは、一般の農業でも必要ではないかと考えたからです。
特に子供たちには、野菜の収穫までのたいへんさと、喜びを知ってもらえるような施設を作ってもいいのではないでしょうか？
お互いの理解なくしては、今後の共生は不可能です。
読者の皆さんにも、いろいろな場所に行って、経験を深めてもらいたいと生意気ですが考えています。
これからも、この珍道中幅広くお伝えします！