観光や自然だけではなく別荘地としても知られている伊豆高原。
その日常とは違う雰囲気が好きで、学生のころから何度か訪れておりました。
紹介したい場所はたくさんあります。
きっとそれだけで特集ページが作れるでしょう。
先ずはその先駆けとして、伊豆高原の美しい花をお伝えしましょう。
季節は3月下旬。その時期に取り上げる日本を代表する花は’さくら’ですね。
ここでは伊豆高原で一度は訪れたいさくらの名所を二か所紹介したいと思います。
〜伊豆高原さくら並木(さくらのトンネル)〜
伊豆高原駅前からはじまる約3キロに及ぶ桜並木です。
満開の時期でしたら、桜のトンネルをくぐるよう。
植物を撮影しているときって、自分は無心で撮るように心がけております。
もともとテクニックがあって撮るわけではないので、下手に気取って撮るより、思うままに撮った写真を使いたいので。
まあ、写真がヘボなんで伝わらないところも多いのですが、春はお弁当持って外に行きたくなる季節ですね。
こういう記事を通して、皆さんをそんな気分にさせられればしめたものなのですが。
へ行く
上部はまだ開いていないつぼみが多いです。
しかし、これから開いていく、という期待感が高まってきて、返ってわくわくしてきました。
枝先に一輪だけ花をつける樹木も美しいですが、桜のように細かい花が無数に咲き誇る樹木がやっぱり好きです。
桜並木をさらに上に登っていきましょう。
伊豆高原駅を降りると、ロータリーの先に’さくらまつり’の立て看板が出てきます。
このロータリー周辺のみ道をふさいでの花見会場になっており、数々の露店も並びます。
さすが伊豆ですね。露店はほとんどが自作の品を扱っています。
アーティストの集まりといったところです。
ちょうど見ごろにさしかかろうという開き具合。
数種類混在しているようです。
左写真の園路を上ると桜並木に続きます。伊豆石でしょうか、風情ある石が使われていますね。
桜の中に、緑の美しい落葉樹がありました。
もう新芽が伸びて、花が咲いて実が生っていてとても贅沢な気分にさせられます。
桜だけじゃないぞ!そんな声が樹木から聞こえてきそう。
ここのさくら並木の面白いところは、通りを上から見下ろせる点です。
間近に桜の花が見られると、また見方が変わりますね。
自分の体が桜の花に埋もれそうです。
先ほどの会場から延長上に位置する桜並木。
別荘や、お店が並ぶ街道に、見事な桜のトンネルができています。
伊豆高原の、春の名所となっている場所です。
こちらの桜はまだ花がほとんど開いておりませんね。伊豆高原駅からずっと坂を上っているので、多少の高低差もあるからでしょうか?
〜伊豆高原さくらの里〜
大室山のふもとに広がる、桜を中心とした広場です。
こちらには約40種類の桜が植えられているそうです。
初めに紹介したさくらのトンネルから、大室山をはさんで反対側に位置します。まだ3月だというのに、こんなに花盛りだとは!先ほどは寝ていたお子様が、ここでは元気に復活です。
様々な色の桜が辺り一面に植えられています。
正直言って、一本一本の名前はわかりません。桜の交配は進んでいるため、品種が多すぎるのです。
菜の花の黄色い絨毯の上に、桜の樹木が乗っているよう。お互いを引き立て合っています。
なだらかな稜線を描いているのが大室山。
標高580m。最近芝焼きをしたようです。
そのすぐ真下にある公園です。
気の早い桜は、花びらを散らしたり、すでに葉桜になっています。
大室山を取り囲むように細長くあります。
お子様が大室山に登ろうとしています!目の前には柵と、立ち入り禁止の看板が。ここは私有地のようですね。土が黒く、火山性の土壌なのが伺えます。
園内は桜だけではなく、このような椿や、梅の列植もあり桜の時期以外でも楽しめます。
繁々と桜を眺めてなかなか風流ですねお坊ちゃま。と思ったら花を引っ張っています!
こらぁっ〜!!
品種によっては、花を咲かせながら葉が出るものもあります。葉が鑑賞の邪魔になることもありますが、緑が花色をはっきりさせる効果もあります。
まだ葉の茂らない落葉樹たち。
でも、桜の花を見ていると、春が来たことを実感します。