県立柏の葉公園 (千葉県柏市)

元は日本軍の飛行場や、軍用地として使用された土地でした。
その後アメリカ軍に接収され、通信所して使われました。
現在ではその用地を利用した、広域公園、東大柏キャンパスとして整備されています。
広域公園は、サッカーJリーグの柏レイソルのホームしても使われる競技場や体育館、広域センターなど有する市内最大の総合公園として今でも整備が続いています。

 ちょうど桜の咲く季節に公園を訪れることができました。
ここは文字通りの’桜の広場’があります。全ての公園施設を紹介してもあまり意味がありませんから、その広場に向かって歩きながら、公園内の寛ぎスペースを紹介して参ります。

一度に広い面積を新しく整備できる場所があると、こういう総合公園を作り易いわけですが、柏市には結構いい公園がたくさんあります。
特に、公園内にテーマ別の庭があるのがすばらしいと思います。
公園も文化ですから、ただ広く作ればいいとは思いません。
伝えるべき何かがある公園、子供たちにもそういいう公園に多く行って欲しいですね。

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相嶋造園

 これが公園の全景。
左下の四角い部分に車を止めています。以前は周囲に路駐できたのですが、今はできなくなっています。路駐はできてもしちゃいけませんね!
駐車場は有料です。確か4時間300円だったはず。
 看板の右半分は全て競技施設等ですので、このページでは取り上げておりません。
 駐車場から斜め上に、中心部に向かって伸びている真っ直ぐな通路があります。
 その通路から右に池を回るように歩いていきます。

 左写真のコウヤマキが列植されている道筋が、公園の入口に続いています。

 道筋の中央にはこのような池があり、ここから入口に向って流れがあるのですが、この季節(3月)は水は止まっているようです。
 目の前に見えるのが公園センター。展示や野外講習の受付があります。
温室があったりと、見どころもありますので、一度中を覗いてみると面白いです。

 こちらは池に向かっていく道筋。
 やはり中央にある流れは今は枯れています。木々が整然と並んでいて、近代公園という感じがとても出ていますね。
 春の日差しの下の散歩は、気持ちよいものでした。

 公園センター前に広がる’四季の広場’。サツキやツツジなどこれから花の時期が待ち遠しい植物が多く植えられています。芝生もあります。センスがいいです。

 池を見ながら広場の裏手に出ると、そこには洋風庭園があります。階段状に庭が造られています。ベビーカーでなければ上がっていきたい道でした。

こちらはバラ園。開花期以外は閉鎖中。

 池を周遊するように歩くと、日本庭園が出現します。茶室もあり、抹茶がいただけます(有料)。

 池泉回遊式庭園の造りになっています。広くはありませんが、見どころを捉えた庭園です。公園に来たらぜひ足を延ばしてほしい場所です。
 
 ここも早春の樹木の花が満開です。気持も浮き立って来ますね。
 

 砂利で州浜が作られています。
先端に立つ岬燈篭が、まさに灯台のイメージです。

庭桜が可憐に花を開かせています。

 州浜からの池の眺めはなかなか。
行きすぎてしまいましたが、あずま屋もありました。

 州浜の先には、しっかりと護岸された船着き場が作られています。
泣き虫坊主くん、水際に集まっている鯉に興味津々。早く見たくてすでに半身状態。階段状になっているので、ベビーカーから降りないと行けないんだよ。

 近づくと鯉たちが寄って来ました。一人興奮のお坊ちゃま。

 さらに池を回ります。歩くごとに池の周囲の表情も変わるところがいいです。

 池からはずれて、築山を登ってみましょう。急斜面なのでベビーカーは押すのが大変ですが、母は強し!さすがに階段は無理でした。
 小葉のツワブキが、かわいらしく道のわきに生えていましたので思わず掲載です。撮影している方が、周りに気を配っているせいか、ただ歩いているときより自分には見つけるものが多いです。

滝が出現です。

 左写真の建物が茶室’松柏亭’です。表の芝生では野点もできるようです。

 滝からの流れが茶室のテラス前を通ります。途中さらに分岐があって、これから見る別の滝につながっています。

 池の周囲を走る道筋に戻るため、そのまま回り込みながら築山を下ります。ここは池が一番奥まって細くなった地点。

 この沢渡りをしているような池沿いの園路は気に入りました。
山と海の間の道を歩いているようで雰囲気もあります。

 池泉に流れ込む白糸の滝のようなイメージの落とし。
まさに山と海を一体化させた作りになっています。

 これで一周して出て参りました。ここだけでも結構楽しめました。別ページで作りたいくらいです。

 道すがらでも、桜やトサミズキの花が満開でした。

 再び、日本庭園を後に歩きます。これから池を渡り、桜の広場に向かいます。さすが柏を代表する公園だけに、テーマ別に凝った作りがわかります。

 こちらは行く方向と反対側の道。
その先に位置するのは、そう東大柏キャンパスです。
 東大は国の所有地、公園は県と市の所有地で分けあったそうです。

 池の前にあるレストハウス。売店があります。子供たちが鳥に餌をあげています。
奥様もやりたそうでした。
 池の対岸には貸しボートもあります。そちらも興味あるところです。

 入口から真っ直ぐ来る道がこれ。ここだけでもきれいですよ。
 桜の広場に行くのも、本当はここを歩くと一番近かったです。

 その名も’桜橋’を渡ります。目の前には桜並木が迫って来ます。
しかし、お子様がかじりつきで、欄干から池と桜を見ています。早く渡りたいところですがしばし我慢。

 見事な桜が連なっています。
ちょうどよい開き具合かも。
ここには数10種類の桜が植えられているそうです。
時期をずらしてまだ咲きますね。

 桜の広場と書かれた看板がありました。
 なるほど400本も植えられているのですね。
樹木によってはライトアップもしています。

 広場というだけあって、芝生が大きくあり、多くの人々がくつろいでいます。
 ジョギングコースもあります。

 新しく植えられた木から、樹高10数メートルはあるであろう木まで、大きさも花色も千差万別。とても楽しみながら歩くことができます。

 新芽を出し始めた落葉樹もありましす。
 今は3月下旬。あと1,2週間経つともっと緑も増えるでしょうね。
 下は冬の名残を感じるスズカケの木の実です。リースの材料によく使います。

 子供たちの遊び場’冒険のトリデ’。これは喜びそう。

 もちろん花は桜だけではありません。載せきれない樹木が存在します。

 ジョギングコースに同じくらいのお子さんを抱いたママたちを発見。友達になりたいね。

 体育館が出てきました。ここで公園を一周したことになります。
半日歩きましたね。