草ぶえの丘は、緑豊かな自然の中で様々な体験や触れ合いを通して、子供たちに豊かな人間性を育んでほしいという意図のもと、昭和54年に設立しました。
ミニ鉄道やふれあい動物園、アスレチックで思いっきり遊んだり、野菜の収穫や珍しい蝶の観察、草ぶえ・陶芸・七宝などの体験教室や、キャンプ場やログハウス、研修センター(最大約200人収容)などの宿泊施設などがあり、毎回多彩なイベントも実施されています。
しかし、なんと言ってもここの売りはバラ園です。これを見ずに草ぶえの丘は語れません!
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訪れたのは6月上旬。初夏の花ざかりの平日です。大型バスも止まっていますが、普通車もいっぱい。人気があることがわかります。
ちなみに駐車場は無料ですが、入場は有料です。上記写真が管理棟で、レストランや研修施設があります。
写真左下が駐車場と管理棟です。先ずはお子様の心をつかむために、駐車場から右に行き、遊ぶスペースのあるところを目指します。
ちなみに、こちらの公園は、2007年4月から指定管理者である山万グループによる管理運営がスタートしているそうです。
行政の一つの取り組みですね。
この公園は、幹線道路から少し中に入り込みます。道が広くないところを園児たちが歩いていたりするので、運転は注意しましょう。
これは油断したね。楽しそうなせせらぎがありました。
入りたくて仕方がないお子様をなだめて、先へ進みます。
そこへちょうど保育園らしき、幼児たちをつれた一団に遭遇。これからバーベキューだそうです。
三田線で使われていた実際の車両が展示されています。電車好きの子供たちには大人気。
ちなみにうちのお子様は、電車には目もくれず、冒険トリデですべり台に夢中。どっちがいいのか難しいな。
やってきましたバラ園です。
こちらはNPOバラ文化研究所が運営。年間延べ3,400人のボランティアが活動に参加しています。
バラの原種、オールドローズを中心に1050種2500株のバラが植栽されています。
しばしバラ園にお付き合いくださいませ。
こちらのバラ園のすばらしいところは、テーマに分かれてバラを配置していること。その中でしっかりバランスを取るようにデザインされています。
今いるところはバラの歴史を見るコーナー。オールドローズからモダンローズまで順を追って植えられています。
こちらは感じたまま歩き、撮影しております。園内の詳しい案内は専用ページにアクセスくださるか、パンプレットを参考ください。
特に、有名なバラ栽培家の鈴木省三さんのコーナーでは、氏から寄贈された香りの高いバラが歩く人々を立ち止まらせています。(上記写真は別のものも含みます)バラに見慣れた自分もびっくりしました。この香はヤバイです。
水辺と渓谷をイメージしたような、新しいガーデンを作っていました。すでに植栽もかなりされており、今後の育成が待たれる場所です。
最初に添付し忘れたので、こちらに掲載します。コーナーごとに分かれているだけではなく、そのコーナー内にも品種ごとの見取り図があります。
バラの博物館を目指して展開しているそうですが、これほどバラ園にしっかりとした理想を持たせている場所は少ないかと思います。
だからこそ、こういう見取り図も作れるのでしょう。
もちろん日本の原種コーナーもあります。日本も独自のバラが結構あるんです。
左はツクシノイバラという品種。花びらがかわいい形をしていますね。
バラに合わせて、淡い色彩の草花でアレンジしている、と書いてありましたが、その通り可憐な花々です。でも形や咲き方でこんなに変化が出るのですね。
こちらは芝生を中心にデザインがされている、オールドローズのコーナー。見ごたえがあります。
いかにもオールドっぽい’ピンクスプレー’。一重のバラは好きです。
こちらのコーナーの中でも、さらにテーマに沿って植栽がアレンジされています。実際に庭園に置いてあるパンフレット片手に、じっくり観察しながら歩くと楽しいでしょう。
’イヴォンヌ・ラビエ’
’クレメンティブ・カーボニエリ’
’クリムゾン・グローリー’
’ヴァリエガータ・ディ・ボローニャ’
’ロサ・ダマスケーナ’
’ひまなつり’
’国色天香’
中国原産のバラは、例えばティー・ローズの元祖となる’ロサ・ギガンティア’などヨーロッパに与えた影響はとても大きいものがあります。
学ぶほどに深いバラの世界を皆さんも楽しんでみてください。
回遊式の庭園のように、楽しみながら歩くことができます。随所に見られるテーマごとのアレンジも見逃せません。バラの美しさを再発見できますね。
洋の東西にかかわらず、バラほど愛されている花はないのではないでしょうか?
いまだに新種も作られていますからね。
’ワイルド・フラワー’
バラ園を満喫した後は、管理棟の前の芝生で昼食、と思ったのですが、大学生のオリエンテーションに占領されていました。
保育園児から大学生まで、ここの公園は人気があるんですねぇ。
目ざとく遊具を見つけるお子様。
大学生の間を駆け抜けます。皆から一様に「かわいい〜!」の声が。
どうやら福祉専攻の学生さんたちのようで、保育士を目指しているのでしょう、子供を見る目が優しかった。
おかげで調子に乗る泣き虫坊主。笑顔を振りまきながらも自分の遊びは忘れません。
お、バナナ、パパイヤ食べられる?(勘違いです)それは温室に行ってみなければ!
温室自体は以前よりしょぼくなったかな。でも子供に見せたら食べたがるな〜。
この奥の森林地帯は、その外周を走るミニ鉄道で案内したいと思います。一周1キロ以上もある、国内でも有数の距離を有する鉄道とあっては、別途料金でも乗るしかない!
走りだしてすぐに見えてくる、キャンプ場。バンガロー、ログハウスがあり、宿泊できます。
間を周回する鉄道のために、周りにはちゃんと踏切があります。
気分はアイドルか皇室か。通る人皆が乗りよく手を振ってくれます。
見晴らし台からの眺め。
…ま、こういう場所もあるということで。
森の中にはフィールドアスレチックがあったり、古墳が存在していたりします。散策路にもなっているので、のんびり歩いてみるのもいいでしょう。印旛沼にも行けます。
とうちゃ〜く。ちなみに駅はここしかありませんので。
大人だけで乗るには恥ずかしさがありますが、意外と楽しいので、ぜひくさぶえの丘を訪れた際には乗ってみてください。
芝生広場の横手のリス小屋からはじまり、鳥小屋、家畜小屋まで広く触れ合える動物たちがいます。
週末ならポニーに乗れるようです。
こら〜!楽しかったからって線路歩かないの!まったく親子だなー。
以前奥様も歩いていました…。
旧増田家住居。約200年前の豪農の住まいだそうです。
こちらの長屋門は別の所有者からの寄贈のようです。
家の前にボタン園があります。時期になるときれいでしょう。
’佐倉町消防組’と書かれた大八車に乗せられたポンプがありました。