日光TOURS 〜Part1〜
田母沢御用邸記念公園
  (栃木県日光市)

日光田母沢御用邸は、日光出身で明治時代の銀行家・小林年保の別邸に、当時、赤坂離宮などに使われていた旧紀州徳川家江戸中屋敷の一部(現在の三階建て部分)を移築し、その他の建物は新築される形で、明治32年(1899)に大正天皇(当時の皇太子)のご静養地として造営されました。
昭和22年(1947)に廃止されるまでの間、大正天皇をはじめ、三代にわたる天皇・皇太子がご利用になりました。戦後、博物館や宿泊施設、研修施設として使用された後、栃木県により3年の歳月をかけ、修復・整備され、平成12年(2000)に記念公園として蘇りました。

 真っすぐ東照宮に行く予定でしたが、日光というところは我が家から意外と近く、順調にノンストップで行けば、高速使って2時間かからずに着きます!
 思わず早く着きすぎてしまった一行は、こちらに寄ってからお昼にしようと考えました。
実は今まで御用邸は来たことがありません。
大体日光って何年ぶりでしょう?かれこれ自分も20年近く来ていなったのですから、知らないのも無理はないのかな。

佐野ラーメンを朝ごはんにして、その分ちょっと贅沢に思うお昼になりました。
そして思わぬ御用邸見学、と近場だからできるのんびり旅行です。
ここまでで前半戦終了です。
のんびり予定の旅行でしたが、午後は一気に加速していきます!
お楽しみに!

相嶋造園
日光TOURSは、自分と奥さま、泣き虫坊主、お腹の子の4人での日光旅行の記録です。
二人目出産前に、宇都宮の友人宅に乗り込むので、その前にどこかに寄って行こうという企画から実現。
無謀にも、寒さがピークに近い1月の最終日に乗り込みました。
暴走するお子さんと、お腹の赤ちゃんの面倒に苦労の奥さまでしたが、最強のパワースポット、日光東照宮にて強運をもらうため、がんばりました!
一日でこんなにまわれるのかと思える濃密なTOURをご堪能ください!

 前日雪が積もったそうで、思わぬ雪景色の中の見学です。
 泣き虫坊主は積もった雪に雪に大喜び!
 こちらは駐車場に近い通用門。今はここが出入りのメインでしょう。

 御用邸全景。
 右奥は、植物園になっているようですが、今は行っても見られないですね。
本来は、その日光植物園まで御用邸の土地であり、当時は32,000坪もの広大な敷地であったそうです。
 建物も元からあったものから移築したもの、増築したものなど、江戸、明治、大正時代の建物が混在する珍しいものです。
これらの建物群は、国の重要文化財に指定されているそうです。
 内部は係員が各所にいらっしゃり注意を払っておりますが、基本的に撮影も移動も自由で、3階以外はほとんどの場所を見学できます。 
聞けば説明もしてくれます。

 先ずは建物内部から見学です。大人500円。

 入って左奥の中庭。この広さに小細工はいりませんね。

 建物内部の映像は、こちらで掲載するつもりはありません。よっぽど見取り図を見ながら詳しく書いた資料があるからです。自分は庭師の目線で、室内から見た外の映像を掲載します。
 庭を見るのは外にいるときばかりではありませんものね。建物内と言う高い位置から見た場合の庭の見え方も、我々はいつも気にしていることです。

 家を縁取るように廊下があります。手すきガラスの入った大きなはきだし窓から雪景色がまぶしく映ります。
 昔、わが家が茅葺の家のときはやはりこんな感じでした。思い出しますね。

 遠近の感覚が、室内からだと強調されます。

 あまりいい写真が撮れなかったので、室内で面白いものを見つけました。
 これ、電気のスイッチです。

 二階から見下ろした風景。松を間近で裏見し、先の光景を眺めます。枝越しに見える雪景色、冬もいいですね。

 外に出てみました。雨がつたい落ちる、雨だれ落ちも凍ってかちこち!ここまで完全に凍っているとある意味芸術です。
 同じ関東でも、我が家の地域では絶対にありえない冬景色の一つです。

屋敷の周囲には、なだらかな丘陵地帯に木々が茂ります。

 先ほどの池ですね。庭から見ても低いところにあるため、あまり室内と変化ありませんでした。残念!

 池から見上げた御用邸。絵になるたたずまいです。
 室内から見た松はこんな立派な姿をしていました。

流れを上流目指して進みます。

 こちらも室内からちらっと見えたしだれ桜。
 この幹のねじれと枝のダイナミックな広がり方に年季を感じますね。
 他にも各皇族のお印の樹木など多数植えられています。

 雪の中を道は続きます。さすがに今日は建物の周りをめぐってお帰りですが、もっと遠くまで歩けます。暖かくなると花が楽しめそうでまた来たいです。

 起伏があるので、流れにも滝や落としが多く見られます。
 苔もきれいに生えそろっています。

今日のお昼は、日光金谷ホテルでランチコースを注文することにしました。
実は初めて来ました。パンをよくいただくところなので、逆に今日はパンをお土産に買います。

 白い建物が本館。丸い明かりの見える2階部分がレストランです。
お子様が騒いでもいいように奥にしてもらったのですが、ちゃんと置き土産までしてくれて…。
 さすが料理はうまいです!値段以上に感じました。これでワインもがんばっていただけると大変ありがたかったりします。