大崎公園 (埼玉県さいたま市緑区)
巻末付録;さいたまくらしの博物館民家園

敷地面積約38,000uを有する公園です。
芝生広場をはじめ、遊具や小動物園など四季を感じながら家族で遊べる公園です。

 ここは、結婚する前から奥様とはよく来ていた公園です。
まだインターネットで情報を収集するなんて一般的ではなかったころ、車にナビなんて搭載していなかったころ、何で見つけたかは忘れましたが、地図を片手に初めての道を怖々走って探した記憶があります。
 当時はそれが普通でしたから、それほど無茶なわけではありませんでした。
以来、年一回くらいは訪れていた公園です。
どこが魅力的なのか、ここに紹介していきましょう。

一か所に施設が集中しているのは、遊びに来る人間にとって大変便利なものです。
ここの公園のように、自分が行きたいエリアが多いのは贅沢なくらい。
ただし、もともとが何もない所に作っていますから、お店はそばに期待しないでください。
自動販売機はありますが、食べ物などは最初に調達して行きましょう。

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相嶋造園

 大崎公園正面入口の向かいに駐車場があります。スパイクの裏手に突き出ているのは、焼却場の煙突。ここは公共施設が集まっている場所。
 すぐに公園に行かずに、駐車場の並びにある園芸植物園に寄って行きましょう。ここだけで公園としほぼ同じ規模の敷地面積を有しています。

 広い芝生もあり、憩いの場となっております。犬の散歩と、子連れの方がほとんど。ここは静かでいい場所です。
 駐車場からそのまま植物園に入ることができます。
こちらは見本園になっています。

 植物園と言っても目的が違います。庭造りに役立つ見本園なのです。

 もちろん、上記のような完成形の展示ばかりではありません。園内の樹木には、そのほとんどに説明プレートが付いていて、わかりやすく樹木を説明しています。自分で購入する目安にもなりますね。

 1歳半近くになると、お子様のスピードも早くなりますね。こちらも走らないと追い付きません。
ごみ焼却場があるとなりの植物園ですから、当然温室があります。

 お子様の興味は、温室前にいるマスコットのオウム。
我々には澄ました顔しているのに、受付のおばさんが近づくと、すごく甘えているのです。何その差は!

 朝顔のトンネルです。花盛りの朝顔がきれいでした。他にもアジサイの道や、椿園など季節ごとの見どころもたくさんあります。

 欄干にカワセミの像がいる橋を渡り、公園に入りましょう。川沿いの遊歩道も、春は桜できれいでしょう。車の侵入が制限されているので、子連れには助かります。

 こちらが全体図。
中央下ぎみに横に川が流れています。この下側が今までいた駐車場と、園芸植物園です。
これからご紹介するのが、メインである大崎公園。中でもこども動物園は大人も楽しめる所です。ここを目当てに来ました。

 興奮冷めやらぬお子様は、車内で寝ていたせいか、降りた途端走る、走る。特に公園に入ってからは、スピードもアップ!

 所々のコニファーが、トトロみたいに切ってあります。

 こども動物園到着。まずは、入ってすぐのガオガオさん(ワニ)の像に腰かけます。何か使い方を間違えているような。椅子じゃあないよ。

 ホント楽しそうだね、君は。追いかけるこちらが追い付かないよ。 

 こども動物園内の敷地の3分の1程度を使用して、鳥たちの水辺が広がっています。触れられる様な位置にいるのがまたいいです。

 池だけではなく、小屋もあります。こちらには鳥だけではなく、蛇などの爬虫類もいたりします。

 千葉の動物園で一世風靡しましたが、こちらにもレッサーパンダのカップルがいました。ずっといるのですが、入れ替わった?それとも結構長生きなのでしょうか?

 ヤギ、ヒツジ、シカ、この辺りを見ると、こども動物園という雰囲気が強くなりますね。
動物によっては、直接触れられる時間もあります。

 信じられない数のハムスターに出迎えられました。他にも数か所檻があり、様々な種類の動物たちを見ることができます。

 動物園でも、植物が気になるのは病気かも。蓮の花がきれいに咲いていました。上記はメタセコイヤの実と山のようにいくつも盛り上がった根元。自然の造形ってすごい。

 再び公園に戻って来ました。中央には広い芝生の遊び場があります。そこを回り込むように歩いて奥に進みます。

 草花を使って幾何科学的な模様が描かれています。緑の輪が花時計です。池を渡ってたどり着きます。

 今日の一番のお目当ての遊具広場が見えてきました。

 宇宙ステーションをイメージした一体型の大きな遊具。まだうちの子供には遊べる範囲が狭いですが楽しそう。

 さらにうれしいのは、遊具の下をぐるっと取り囲むように流れがあること。夏ここに来たら間違いなく中を歩いて遊びましたね。こりゃ楽しそ〜。

 公園入り口にある農業研修センター。さいたまは植木で有名ですからね。

巻末付録;さいたまくらしの博物館民家園

 市内に伝わる伝統的な建造物を移築復原し、その保存をはかり、あわせて過去の生産,生活用具を中心とした民俗資料を収集・保存し,これらを展示公開している野外博物館です。

 ちょうど、国道463号線を越谷方向から走って来ると、右奥に大崎公園、道路沿い左側にこちらの民家園があります。
入場料はかかりませんので、子供を遊ばせに寄るにも都合のよい場所かと思います。移築された民家も、7棟ほどですが敷地が広々しているせいか、のんびり歩くのもいいところ。
我が家の坊ちゃまも、疲れ知らずにすぐ車を降りて走り出しました。

 左から旧綿貫家、旧高野家住宅。どちらも商売を営んでおりました。内部の展示に当時の様子もわかります。

 中央に広がる芝生広場に、お子様釘付け。あっちふらふら、こっちふらふら一人でぶつぶつと何やら楽しそうです。お父さんたち次に行きたいんだけど…。

 かやぶき屋根の民家の横に広がる竹林に、昔の我が家の様相を感じ、一人郷愁に浸りました。

 庚申塚や、稲荷神社も移築したようで。以前は庚申講というものがありました。それを忘れないために、よくこういう碑を建てたんだよね(自分も現役ではないですが)。民俗学好きとしては、いつかこういうものの説明の場を設けたいと思います。

 旧野口家住宅。こちらは農家だったわけではいようですが、昔の我が家の構造にかなり似ています。すごく懐かしいです。我が家の場合は、納屋の一体となった曲り屋という形態なので、普通の民家とは少し違っておりました。

旧武笠家表門

旧蓮見家住宅 

旧中島家穀櫃 

 旧浦和市農業協同組合三室支所倉庫。重厚な扉に泣き虫坊主、跳ね返され中。中は展示室になっております。

 歴史的に名高い干拓地域の見沼田んぼ。現在では植木の生産も盛んであり、同時に公園や、このような施設も多く広がっております。
ここから、大宮方面にも、川口方面にも行きたい場所があります。
珍道記はまだ始まったばかりなのです。