利根川をはさんだお隣りにあたる、坂東市(旧岩井市)にある公園です。
野田より下総有料橋を渡り、市街に向かう道の途中右側にあります。
野球場や市営プールもある、かなりの広さを持つ総合公園です。
隣接している、八坂神社が名前の由来になっているのかと思います。(情報不足ですいません)
多分それほど名のある公園ではないのでしょう。駐車場もいつも混んでいませんし。
しかし、意外と細かいつくりの公園で、小さいお子さん連れで来られても楽しいところです。
これだけ作ると、お金(税金)もかかっているだろうなと、いらぬ愚痴を言ってしまいます。
それだけに、皆さん利用しましょう!
今回は紅葉が見事でしたので、ここに掲載することにしました。
左地図の右側三分の一にあたる公園部分が今回お伝えするエリアです。
下総有料橋から来ると右下の南入り口の前に出ます。
日曜日の昼下がりでしたが、駐車場はがらがら。駐車率は30%でしょうか。
空いているおかげで、ここで子ハリアーの試し走りもしましたし、思いのほか我が家からは近いので、重宝に使わせていただいております。もちろん、無料で駐車できます。
駐車場横の、メタセコイヤ並木の褐色、ニシキギの赤色の紅葉が見ごろです。
今年は暖冬で色づかないかと心配しましたが、いい感じです。
車を降りると、目の前に広がる池があります。
対岸に見えるモミジがきれいです。池の中には終わってしまったハスの枯れ木。
実は、ここが水の流れの終点。これから池を一回りして、池に流れ込む川を上流に向かって歩いていきましょう。
我々の右側でカメラを構える一団がいました。
良く見ると、みなさん良いお歳!
あのお歳になっても、趣味を持っているだけで人生の楽しさが違うのでしょう。うらやましいですね。
狙っているのは、アヒルたちの泳ぐ姿と、紅葉でしょうか、真剣にシャッターを切っています。
フィルムカメラですから、一枚一枚が真剣勝負です。
鴨も元気に水の中で毛づくろいしていますし、湖畔ではつつじが狂い咲き。
12月でもこんなに暖かいなんて、寝っ転がってうたた寝したい気分です。
職業病で、池を見るときはその汀(みぎわ)、行く池の護岸の仕方に注目してしまいます。
この水際の処理によって、日本人はそこに海を見立て、荒磯や砂浜を表現しました。
それは海に見立ていなくとも同じで、護岸を変えることで池のイメージを違うものにすることもできるのです。
この公園の汀を見てみましょう。
一つの池でも、上記の3パターンを見て取れます。
断崖に石を立てることで進入を制限したり、逆に小さめの石を多数敷き詰め、池の淵まで寄れるようにしたところ、菖蒲園との境界のために縁石を配置したところ(自分はこの上を渡ります)、どれも何気ない汀ですが考えて作っています。
注意して他の池も見てみると楽しいですよ。
木漏れ日の中、猫姉とウォーキングです。
マイナスイオンを全身に浴びながら、池の周りの遊歩道を一回り。
周りには多種多様な雑木が植えられていて、とても落ち着く空間になっています。
春には桜も満開で、またいい風景を提供してくれます。
この橋の下に流れている川が、池に水を運ぶ本流です。
これを上流に向かって歩きます。
もう一度お断りしますが、ここは造成された公園です。
ここにいると渓流を歩いているように錯覚します。
んーこれで水がもっときれいだと言うことないんですけどね。
紅葉を通し差し込む陽の光が清々しいです。
そして、反射によって周りの葉が輝いています。
夢中でシャッターを切りましたが、自分の技術ではこの程度しかお伝えできないのが残念です。
右側写真の、傾斜になって流れているところが実は滝で、水の出口の一つです。
さらに先に、下写真の細い流れがあります。
ウォーキング再開です!
ありました!
歩き出してどのくらいでしょうか?公園の奥でようやく湧水を発見です。なんか感動してます。
一つの疑問として、これは本物?
個人的には、やっぱり作ったのでしょうと思っています。
本物なら何らかの看板が立っていてもおかしくないですし、流れの中の藻も気になります。
ちょっと臭いますし、中水道を利用しているのではないかと。
ここから、競技場そばを通って、駐車場に戻ります。その途中にも色々あるんですよ。
この公園は、注意書きがないので、これがなんの慰霊碑なのかは憶測するしかありません。
きっと平和への祈りにつながるものでしょう。
この園路に敷かれた石板、意外といいです。
材料はコンクリの洗い出し風仕上げで正直安いものでしょうけど、乱れた感じに敷くと感じよく見えます。
もちろん、意図したものではないでしょうけど。
猫姉が何か発見。
ここは鳥たちにとっても憩いの場のようです。
たしかに、たくさんの鳥たちがくつろいでいました。
出ました!八坂公園名物、子供達に大人気ドでかい恐竜の遊具。
なぜここに恐竜なのかは置いておいて、これは遊ぶしかありません。
近くにあるドウダンツツジもすばらしい紅葉。
折角ですから、八坂神社にお参りして帰りたいと思います。
神社は池の上側(ちょうど湧水の先)にありますので、公園散策途中気軽に寄ることができます。
神社の入り口にあるイチョウの大木。
迫力満点です。
黄色が青空に生えます。正面からは木が大きすぎてファインダーに収まりませんでした。
大きい神社と言うわけではありませんし、観光客が来るわけでもないでしょう。
しかし、きちんとした造りの神社ですし、小奇麗にしてあって感じがよいです。
ご神木といってよいでしょう。
境内前の椎の木が大きな枝を広げ、聖域を覆っています。
このパワーはすごい!