野田市消防操法大会

毎年5or6月、消防団の大会が開かれます。

 車自体に消化装置の搭載されている’ポンプ車操法’と、消化装置を車から降ろし、自在に持ち運べる’小型ポンプ操法’の2種類の部門があります。
 その地域の特性を考慮し、どちらの種類の消防車がその地域に向いているか消防署が決め、その分団に配備される備品次第で出場する部門が変わります。
さらに、全部の分団が出場するわけではなく、各地域から1〜2分団が順番に出場します。
 我が北部地域は分団数が多いため、出場の順番が周ってくるのは4年に1度。ちょうどオリンピックの年と同じです。
そして、配備されているのは小型ポンプ。今年(2008年)がまさにその出場の年なのです!

 
相嶋造園

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 天気は生憎の雨模様。しかし、消防活動に天気は関係ありません。どんな状況だろうと、支援活動はしなければいけません。自分の10年近くの経験でも、これだけの悪天候は初めてですけど。
 すでに多くの分団が集結し、各々テントを張り準備に余念がありません。
家族も応援に来たりと、ちょっとしたお祭りムード。実際そんな余裕はありませんが。

 我が分団にも、後援会、OBの方々が続々応援に駆けつけてくれました。今回はV3がかかった年だけに、周りの気合も入っています。

 操法大会とは、簡単に言えば4〜5人のチームで、いかにきびきびした正確な動作で、いかに的確に、早く消火活動が出来るかを競う競技です。計測されるタイムは、火を消す(的を倒す)までのわずか45秒。全体でも5分かかりません。
その間、動作やタイムなどで加点、減点があり100点満点で採点が出されます。
 我が分団は、全員が出場することに意義があるとし、勝てるメンバー選出ではなく、毎回新人や未経験者が選ばれます。今年も昨年入ったばかりの新人3人と、未経験者1人が出ます。
その中で優勝しているのですから、大したまとまりのある分団だと自負しております。

 いよいよ出番。残念ながら自分は記録係でビデオ録画を担当のため、写真を撮れませんでした。
この日のために、職場で嫌がられ、家族にも迷惑がられ、自分でも体をボロボロにながら、「自分は何をやっているのか?」という自問自答に、勝負に関係なく一つの答えを出す瞬間です。
泣いても笑っても、この一瞬で全てが決まる緊張の時間です。

 多くの仲間の分団からの応援に力をもらいました。ありがとうございます。結果は2位。毎回1,2位を争うライバル分団に、今年は1位を譲ることになりました。
泣くほど悔しい結果には違いありませんが、実は市内を勝ち抜いた分団は、東葛地域(柏、松戸、流山、我孫子、市川、鎌ヶ谷、浦安、船橋市)の大会、さらにそこで優勝すると千葉県大会に出場します。今度は我々が市の代表をバックアップしなければいけません。その結果が出てから、今回の反省をしましょう。
次回の4年後の大会には、自分はもう引退している予定ですので。