アンデルセン公園
 (千葉県船橋市)
後 篇

昭和62年11月に船橋市制施行50周年の記念事業として、わんぱく王国が作られました。
平成8年10月、隣接する美術館や他ゾーン、ワンパク王国も含めた全体区域が都市公園のアンデルセン公園としてオープンしました。
世界的な童話作家H.C.アンデルセンの生誕の地であり、船橋市と姉妹都市で結ばれたデンマーク王国オーデンセ市の全面的な協力を受けており、それを彷彿させるテーマが公園内に散りばめられております。
いまだ公園は整備、拡張されており魅力はさらに高まっています。

公園めぐりは以前から好きでしたが、その本領が発揮できるのは、子供がいるからです。
このホームページを作りながら、読む方の参考になればと始めた珍道記という企画ですが、特に家族で行っていただきたいところばかりになってきました。
今回のような公園も、市で作ったものだとすると、かなりうらやましい施設。
実は掲載しながら、各行政の在り方も見えてくるような気がします。

へ行く

相嶋造園

 ちょうど面積的にも半分です。
この先は、お子さんの暴走がはじまるので、今より写真数が減ってしまいます。
しかも全てを回りきれないせいで、少し尻切れトンボになてしまうのが申し訳ありませんが、出来る限り伝わるように書いていきたいと思います。
 では後篇スタートです!

わんぱく王国ゾーン;
 
アンデルセン公園の前身として作られた施設です。
船橋市制50周年記念事業として、1987年11月にオープンしました。アスレチックや遊具など、子供たちにとっては、こちらが公園のメインでしょう。

前編に戻る

 予想だにしていなかったプールのような’にじの池’が出現。ここは後ほどお伝えします。

 イベント広場ではフラメンコショーが開催されていました。
 公園中に響いていた音はここからだったんですね。毎回色々なジャンルのショーが催されています。

 公園の売りは、かなりの広さを持つフィールドアスレチック。わんぱく王国を取り巻くように細長く丸くあります。ファミリー・冒険・力だめし・ダイナミックコースの4コースがあり、それぞれの体力にあわせたコースが選べます。

 傾斜が厳しい場所に作られているので、普通では見ない遊具や仕掛けもあり感心しました。
 今の子供の年齢(3歳)ではまだ楽しめないのが残念です。大人でも苦労しそうな遊具もありますから、子供と一緒に挑戦してみてください。

 「やぎさ〜ん」網一枚隔てて必死に呼ぶ姿が微笑ましかったです。ヤギやヒツジ、ウサギなど動物ふれあい広場には多くではありませんが、動物たちが待っております。ちゃんと係員がいるので説明までしてくれますよ。

 一仕事終え厩舎に戻ってきたポニー。乗せてもらうこともできます(有料)し、こうやって世話しているところを間近に見ることもできます。普段の姿を見るって、すごく親近感を持ちますね。

 他にもミニSLやパターゴルフ、変形自転車乗り、ミニカー乗り場など家族で楽しめる施設もあります。今回は子供と乗る方が忙しく、写真に収めることができませんでした。
申し訳ありませんが、ご自分でご確認くださいね。

 これまた子供が大好きなボールネットがありました。ちゃんと幼児用と小学生用に分かれているので安心です。
 この暑いのに、同じくらいの子供と意気投合。夢中で走っていました。

 わんぱく王国のシンボルともいえるわんぱく城です。高さ13mで、上から長さ50mもあるローラー滑り台がつながっています。こりゃお子さんまたまた帰らない場所。眼下には迷路らしき施設も。ロープスライダーもあり、これも大きくなったら病みつきですね。

 船橋の古い民話の主人公「じゅうえもん」を題材にした複合遊具です。話を知らないと何かと思っちゃいます。
 アスレチック冒険コースのスタートとなる場所です。

アンパンマン像発見。お子さんすかさず近づいて得意の’とんとんとんアンパンマン〜♪’を披露。親父も、岡本太郎作製の’平和を呼ぶ像’を取り忘れているのに、アンパンマン像はちゃんと写しているなんて、まったくたるんでますね。アンパン、いい表情してるな〜。

 ではお待ちかね、アンパンマンのいる場所を起点に、水に入ろう!許可した途端、段差のある流れから入りこみます。いきなり胸までびしょびしょ。

 まったく我が家の子供2人は水が好きですね。これで下の子も暴れ出したら、手がつけられません。
 ここは、池のつもりでいくとびっくりしますよ。水中メガネや浮き輪など、池に持ってくるものじゃない装備は当たり前ですから。しっかり監視員も数名いて安心です。
 ここは公園の池ですから。公園入場料払えば遊び放題です。夏はたまりませんね。昼すぎて、この周りには個人のテントが所狭しとできています。持ちこみオッケーなので、キャンプ場のように小さなテントが張られています。これなら親も一日のんびりできます。
 今回は遊びませんでしたが、池の奥には’アルキメデスの泉’と呼ばれる、水についてちょっと学べる遊具があります。親子の会話も弾むかも。

自然体験ゾーン;
 
ワンパク王国ゾーンの北西部に既存の樹林地や湿地を活かして拡張された里山の水辺は、広さが約1ヘクタールあります。湿地植物が茂る水辺と、その下流の田んぼ(棚田)の周囲を散策路が巡り、四季折々の里山の自然を体験できるとのこと。

 「あっ、ちーばくんだ!」そっか、保育園にちーばくん遊びに来てくれたんだっけね。よく見つけました。
 こちらをメインに公園に来るなら、北ゲートがお勧めです。

 淡いピンクのサルスベリがきれいでした。植え込みもちょっと和のテイスト感じる植物が多いです。メルヘンの丘を下った北西に位置します。

 この東屋の下に湿原が広がりだし、棚田も見えます。この先はまだ工事中で、ぐるっと回って戻るようです。ここも虫とりの子供たちが大勢います。

 これから大きくなると楽しみな樹木が多く、庭木の参考にもなります。今は暑さで疲れているかな?

こども美術館ゾーン;
 
なんだろう?すごいなぁ!できたぁ!8つのアトリエと様々な展示作品を親子で楽しむことは、豊かな感性を育みます。小さなお子様から大人まで楽しめるプログラムがいっぱいの子ども美術館でアートをお楽しみください。というキャッチフレーズのもと、親子で学び、作り上げる場所です。

 入り口前で待ち受けていたのは、アンパンマンとバイキンマンのトピアリー。
ちょっと無理に作ってあるのがマイナスです。

 企画展では、やなせたかし展が開催中。我々も歌って踊るやなせ兎に出迎えられ、ギャラリーを一回り。アンパンマンの生い立ちや、今に至るまでの変化が歴史として見られるのは貴重です。
 この特殊なヒーローは自分もやっぱり好きです。子供がいなかったら見なかったですけどね。自己犠牲、悪いものを力で根絶やしにしない正義、キャラ数ギネス記録、アンパンはすごいっす!

 野外劇場などもあります。色々なテーマごとの体験施設が美術館の下に、長屋のようにあります。こちらは材料は自分で買うシステムですが、どの建物内でも子供たちがいっぱい。楽しそうに製作しています。

 アーティスティックな噴水や手洗い場があります。一回り歩くだけでも楽しいですね。

 知り合いからもらった公園のパンフレットを家で眺めていて、ずっと会いたかったお魚クレーンとようやく対面です。
正直こんなもの?という印象ですが、迫力ある大きさにお子様は満足そうです。どうやらモチーフはアンコウのようですね。

 ちょうど太陽の橋の下に戻って来ました。渡れば南ゲートに帰ります。これで公園も一周です。
いやー歩けましたね。奥様お疲れ様です。