関東平野をぐるっと囲む山々の中でも、都心からでもわかる山の一つが筑波山。
江戸の人々から’西の富士、東の筑波’と呼ばれる時代もあったそうです。
その筑波山の守り神を祭るのが筑波山神社。
そして、山頂を目指すロープーウェイ乗り場があるところがつつじヶ丘です。
今では、つくばエキスプレス(TX)という便利な鉄道がつくば学園都市まで来ています。
そこから筑波山への直通バスも出ていて、都心からの日帰りも楽になりました。
我が家からでは車の方が早いので、どうしても鉄道というイメージはありませんが、これもいいですね。
ちなみに車の燃費計を見ると、リッター14,2km。下道とはいえスイスイ走っているのがよくわかります。
だって、家を出るとき12,5kmだったのですから。
売店で買った、茨城名物’ローズポークマン’うまかった!
茨城はヤーコンなど独自の名産野菜も充実していて、おいしいものの宝庫です。
この筑波周辺には、観光しながらおいしいものを食べられるスポットもいくつも存在します。
おいおい紹介させていただきます。
そして、いつか山頂からの眺めをお伝えしましょう!
へ行く
後 編
お母さんに抱っこされて、駐車場に戻る泣き虫坊主。君が大人になって都会に住むことになっても、自然を好きになる気持ちを持ちつづけてほしいな。だって地球は生きてるんだぞ。人も動物も植物も変わりはしないんだから。こうやって歩いていたこと、忘れないでな。こんなことしか教えられない父親だけど。
ケヤキの大木に、真っ赤に色づいたモミジも見つけました。こういうものに美を感じるのは日本人だからでしょうか?
こちらは千手観音が本尊の大御堂。明治時代廃仏毀釈のせいで、こういう形、場所になってしまったようです。
なかなか南国チックな植物が植えられていました。流行りに弱いのか、変わったものを取り入れたかったのか面白い趣味です。
筑波山;伊弉諾尊と伊弉冉尊が国造りをした時、東方で最初にできた山が筑波山とされる。
この山には絶頂が二つあり、西の峰には伊弉諾命が鎮座したので男体権現、東の峰には伊弉冉命が
鎮座したので女体権現と称した。
また、日の神が父母の二神を慰めるため、山頂で琴(筑)を弾いたところ、海の波が山まで着いたので、
筑波山と号したという。
筑波神社を車で出て、さらに上方を目指します。今度は女体山に最短で行けるルートでもあり、ロープウェイの駅のあるところでもある、つつじヶ丘です。
時間にして10分。くねくね続くかなりきついカーブのある山道を上って行きます。こういう時しか出番のない、CVT車特有の7速パドルシフトを使いながら、できるだけ足踏みブレーキを使わずにカーブを切ります。
ハイトで重いスパイク君には荷の重い作業ですが、峠好きにはたまらないワインディングが味わえます。
つつじヶ丘のパーキングに入れたところ。先ほどと雰囲気が変わり、テーマパークっぽい建物も登場。しかしこの景色、20年前から変わっていません。もっと前から同じなのでしょう。
おぼっちゃまは車内でおっぱいタイム。その間に周辺を歩いてみましょう。
ここから1,8キロで山頂。
なんだすぐじゃん。と思われるでしょうが、ま1時間あれば着くでしょう。
最初は整備された階段状の道ですが、徐々に岩場になったり、急な斜面になったり、大して高い山ではないのですが、登る楽しみのある山なんです。また山頂からの眺めがいいんだ!しかも、岩の上から見るんですよ。これは山頂行かないとわからないんだよな〜。
泣き虫坊主とも、数年後登りたいと思います。早くしないと我々が登れなくなっちゃいそう。
筑波山神社より若干標高が高いところですが、こちらの方が心なしか真っ赤に色づいている樹木が結構あります。
約5分、売店上の子供を背負ったガマガエルの像の裏手まで登ってみました。
すすきがきれいな場所です。紅葉したドウダンツツジのトンネルを抜け、さらに上に行きたい気分です。
筑波石もごろごろしています。その奇岩が名所して、山頂まで点在しています。
晴れていれば富士山も望めるところ。左手には霞ヶ浦も見えているのですが。
ロープーウェイが出発です。
結構な大きさがありますが、満員です。ここまで来たら山頂を目指したいですからね。空いていれば乗ろうかと思っていましたが、そんな状況ではありませんでした。
ここからでも、駐車場が随分下に見えます。少ししか登らなくても、勾配がきついせいか、目線がまるで違います。我が家の車も止まっていますね。(どれでしょう?)
何やら誘われる言葉が並んでいたり、面白そうな場所もありますが、そろそろ授乳タイムも終わるでしょう。
車に戻ることにします。
なんだかんだと上まで登っていたんですね。ちょうど飲みすぎた坊ちゃまが大人しくしているところでしたので、売店でお土産を買って帰ることにします。さすがに山の秋は風が冷たくなりました。